ストレスと逆流性食道炎
【ピロリ菌の除菌が逆流性食道炎を招くって本当?】
ピロリ菌を除菌することにより、逆流性食道炎を起こす人がいるのは本当のことです。 これは、ピロリ菌を除菌した結果、今まで活動の鈍かった胃の粘膜が活動を始めることにより、胃酸を多く分泌するようになるためです。
【ピロリ菌は除菌しない方が良いの?】
ピロリ菌の除去には、胃がんなどの予防に大変役立つことが分かっています。 そのため、ピロリ菌の除去はした方が良いという考えが一般的です。
そもそも、ピロリ菌の除菌後に逆流性食道炎になる人は、ピロリ菌のお陰で逆流性食道炎の症状が出なかっただけということです。 ピロリ菌は逆流性食道炎よりも怖い病気を引き起こします。
【そもそもピロリ菌ってどんな菌?】
ピロリ菌とは、正式名称はヘリコバクター・ピロリと言い、胃の中に存在します。 ピロリ菌は、しっぽのような物を持っていて、それを回転させて胃の中を動きまわり、胃の粘膜を刺激し、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんを引き起こします。
感染経路は、井戸水から感染することが知られています。また、免疫力が低い子どもなどは、口移しなどでも感染すると言われています。 しかし、感染経路は他にも考えられ、まだ分かっていない部分もあるのが現状です。
【ピロリ菌の除菌後に逆流性食道炎になる確率は?】
ピロリ菌を除菌した後に、逆流性食道炎になったり、逆流性食道炎の症状が悪化する人の割合は、10人から20人に1人くらいだと言われています。 つまり、10人中9人以上の人は発症や悪化の心配は無いということですね。
【ピロリ菌の除去が原因で逆流性食道炎になったらどうするの?】
ピロリ菌を除去した6ヶ月から8ヶ月くらいの時に、逆流性食道炎の症状が出やすいと言われています。 病院に行くと、通常の逆流性食道炎と同じ治療が行われますので、大半は、胃酸の分泌を薬で抑えるという方法がとられます。 ピロリ菌を除菌することで胃の調子が良くなり、食べ過ぎ、飲み過ぎをしやすくなることも考えられますので、除去後の食生活に注意することで予防もできます。
【ピロリ菌の除菌による逆流性食道炎は軽症の場合が多い】
ピロリ菌の除菌後に逆流性食道炎を発症することがあるのは確かですが、近年の研究により、もしも発症しても、一時的なものであり、症状は比較的軽いと言われています。
しかし、一時的でも逆流性食道炎による様々な不快症状が出てしまい、辛い思いをするのも事実です。
一時的とは言っても、数日で治るようなことはありませんし、逆流性食道炎以外にも、下痢などの副作用が出ることもあります。 このような場合でも、整体は非常に役立ちます。
ピロリ菌の除菌が原因で逆流性食道炎を引き起こしていると考えられる場合でも、お気軽にご相談ください。 一緒に辛い症状を乗り越えましょう。
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