なぜヒトは腰痛になるのか? 腰痛の原因とは?
太古の昔、人間の祖先が4本足から2本足に進化したと同時に、腰痛の歴史は始まりました。
2本足で立つことで、両手が自由に使えるようになり、そこから物を使うことを覚え、飛躍的に進歩したといえます。
また、直立姿勢に
なることで、頭を支えやすくなり、おかげで脳が大きくなっていったといわれています。
しかし、問題もありました。
直立歩行で、動きやすくなったことで、それまで負担のかかっていなかった部分に、負担がかかりだしたのです。
それが、からだの真ん中にある『腰』です。
人間が動く上で、からだを前に倒す、傾ける、後ろにそらすという好意すべてに『腰』がかかわっており、座っているときも、立っているときも、常に負担がかかるようになりました。
ヒトは今も進化を続けていますので、遠い未来には腰に負担がかからない形に進化していくかもしれませんが、それまでは腰痛の原因がある限り人類共通の悩みであり続けるでしょう。
そして、現代はより、腰に厳しい時代だといえます。
まず、ヒトが弱くなっています。
技術の進歩によって、便利で楽になった反面、ヒトは昔ほど動かなくなりました。
おかげで、本来耐えられるはずの負担でも、腰痛の原因となり、弱いがゆえに回復もしにくい。
そしてもう一つ、これは日本には顕著ですが、床に座るスタイルから、椅子にこしかけるスタイルにかわり、それらが同居しているということ。
このことで、椅子だけの欧米人よりも、どちらも行う日本人に腰痛が急増しました。
そして生活の欧米化にともない、姿勢は崩れる一方。
足を組む、ソファに浅くこしかけダラ〜っと座るなど、これらは畳の上で正座していたころにはあまり無かったことです。
これらのことが原因で、今の日本人は腰痛が多い、といえます。
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