肋間神経痛の薬とは?
肋間神経痛に効果の ある薬の処方は、肋間神経痛の原因によって違ってきます。 一般的には肋間神経痛に処方される薬は、炎症を鎮める効果のある消炎鎮痛薬や湿布が用いられます。
肋骨にひびが入ったり肋骨が骨折している事で引き起こされている肋間神経痛には、胸郭(肋骨全体の事)を固定する為に幅の広いベルトを胸郭に装着する事もあります。
強い肋間神経痛が長引く場合には、神経ブロックの注射が有効となります。 肋間神経痛に対する神経ブロック注射は通常、局所麻酔薬を使用して行います。
肋骨と肋骨の間を通っている肋間神経の部分に注射針を刺し、局所麻酔薬を注入します。 神経の炎症が疑われる場合には肋骨と肋骨の間を通っている肋間神経の部分にステロイドと局所麻酔薬を混ぜた薬を注入します。
肋間神経痛は基本的に肋骨と肋骨の間を通っている肋間神経が圧迫されて引き起こされる症状ですので、圧迫されてダメージを受けたり炎症を起こしている肋間神経の機能を修復させる目的でビタミンB群が投与されるケースもあります。
ビタミンB群は神経鞘(神経を包み込む薄いコーティング部分)を回復させる為に必要とされるビタミンで、神経鞘を回復させる事で肋間神経痛の痛みを軽減させる効果を期待出来ます。
そして肋間神経痛には抗不安薬や精神安定剤が処方される事もあります。 これは肋間神経痛が単に肋骨と肋骨の間を通っている肋間神経が圧迫されて引き起こされる原因にとどまらず、心因的、精神的な事が原因となって引き起こされる場合があるからです。
心因性の肋間神経痛の場合、これらの抗不安薬や精神安定剤の服用でそれまで感じていた肋間神経痛の痛みの症状が嘘の様に消え去ってしまう事も珍しくありません。
ストレスが原因の肋間神経痛の場合には、胃や十二指腸潰瘍の痛みが原因で肋間神経痛の痛みの症状を感じる事もあり、胃や十二指腸潰瘍の痛みを胃薬などの粘膜保護の効果を持つ薬を服用して緩和させる事で肋間神経痛の痛みも同時に軽減されるケースがあります。
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